杵築市はカブトガニの生息地です


成体になるには13年から14年かかります。
先日ご滞在のゲストさんが海で見つけてこちらに進呈して下さいました。
狩宿海岸で見つけたのは、これまで主人が成体を、今回は幼生の2回っきり。
生息地として杵築市守江湾は有名です。
生息の条件は 波が穏やかで浅い海、近くに河川がある、岸に砂浜と広い干潟がある です。
この条件に合うのが 岡山県の笠岡湾 福岡県の今津湾 大分県杵築市の守江湾。
カブトガニの血液は医学、薬学で利用され
エイズウイルスが体内で増殖するのを抑える、
海、川の汚染度の測定、食物の衛生管理に用いられているのだそうです。
4億年も生きている自分の体を守るための仕組みを人間が利用している訳です。
(生きている化石 カブトガニからのメッセージ 惣路紀通 著より)
このカブトガニは、腹部には砂がかなりの量ですが軽量。
成体の時は異臭が暫く漂いましたが、これはほぼ無臭です。
乾燥させてゲストハウスに展示し、皆さんにも見ていただこうと考えています。
海遊びを楽しみたくて滞在され、朝陽に感動、カブトガニに遭遇でこちらを満喫された様です。
貴重なカブトガニを進呈いただきましてありがとうございました!
是非展示の様子を見にお出掛け下さいね。
by karishuku | 2020-08-28 21:20 | Trackback | Comments(3)